磁場の悪戯

星空の下のディスタンス
燃え上がれ!愛のレジスタンス

僕はこの歌で、距離と抵抗の英語表現を知った。

 
人間関係とは磁石のようなもので、
知らないうちに反発していたり、強く引き寄せられていたりする。

一度強く引っ付いてしまえば、
そこから離れるのが難しくなり、
無理に離れようとするから不必要な摩擦が生じてしまうんだ。

磁石は熱すれば電子スピンの方向がバラバラになり、磁力を失う。
鉄の場合ならその温度は約770℃らしい。

恋愛の熱がどれくらいの温度なのかは分からないけど、
気持ちが高まりすぎると急に向かう方角を見失うのは、
恋の磁場が悪戯しているのかも知れないね。

 
逆に、反発する磁力を持つ人とは、
適度な距離を保つことだ。

近づくほどに強く反発するし、
何も出来事がないくせに、こちらも弾き飛ばされてしまう。

 
言葉と態度という目に見えない磁力が、
僕らの関係を狂わせているの。

便利な世の中だけど、その使い方には気をつけないとね。
今日も無数の匿名な宇宙に、思い思いの磁力が捨てられていく。
僕たちはそれに対してあまりにも無力だ。

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